鈴鹿高等学校2年生

学校法人 享栄学園

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2010.2.25

人権教育授業研究について

 【ⅠⅡ類概要】
 最初に化学の話になるが、水とエタノールの沸点はそれぞれ100℃、78℃のように、全ての物質は沸点や融点が異なる。物質によって沸点が違うように、人にもこれ以上は許せないという怒りの沸点や、我慢の限界点が違う。だからこそ、互いの違いを認め合うことや、相手へ気持ちを言葉で伝えることがとても大切であることを考えてもらった。
 次に、松谷みよ子さんの絵本「わたしのいもうと」を紹介した。小学四年生で転校してきた女の子が言葉の違いや跳び箱が跳べないといった些細なことから仲間はずれにされ、いじめの標的になってしまい不登校になってしまう。月日が経って周りの同級生たちはいじめをしていたことなど忘れ中学生、高校生になっていくが、いもうとは言葉も食欲も失ってついには死んでしまうという悲しい絵本である。この子の姉がいもうとの死を悔やんで送ったメッセージである。いじめはどんな理由があろうと許されないことであることを認識してくれたのではないかと思う。また、なぜ周りの誰も彼女を助けてあげることが出来なかったのかを考えた。そこで人間は自分を守ろうとするために多数派に入ってしまうが、それによって少数派となってしまう子がいてもいいのか、それが本当に正しいことであるのかを振り返ってみることが必要なことを学んだ。そして、今自分のクラスの現状についても考え、良いクラスにするにはどんなことに心がけていけばよいかを考えてもらった。

 【Ⅲ類概要】
 まず最初に自分の顔や頭髪に関するコンプレックスをネタにして笑いをとる漫才を見てもらい、みんなにその感想を書いてもらいました。その後、顔に大きなアザのある石井さんという人の写真を見てもらい、石井さん自身が書いた手記を朗読しました。手記の朗読を聴いて、もし石井さんがこの漫才を見ていたらどの様な気持ちになったのか、石井さんの立場になって考えてもらいました。石井さんのように誰から見てもすぐに分かる悩み(コンプレックス)もあるけれど、わざわざ口に出さなかったら人には分からない悩みもあります。さらに、そういった悩みは恐らく誰にでもあります。担任の私にもありました。誰にでも悩みやコンプレックスがある、そう考えたとき、石井さんは周りの人にどうしてもらいたかったと思うかを次に考えてもらいました。好意のある無関心でそっとしておいて欲しかったのでしょうか?悩みを誰かに聞いてもらいたかったのでしょうか?
 どんな集団であればみんなが本当に安心できるのか。そのような安心できる集団であるためには、一人ひとりがどんな行動をすればいいのかを考える機会になればと思います。

生徒感想

・ いじめはいじめている側は平気なのに、被害者の命を奪ってしまうとても怖いものだと感じた。
・ 人によって考え方は違うのでいじめの対処法や人との付き合い方をマニュアル化することは難しい。そのつど考えて行動していかなくてはいけないと思う。
・ 人間は人の悪いところばかり見て、傷つけること言ったり、してしまったりする。難しいかもしれないけれど人のいいところを見つけられるようにしていきたいと思う。
・ いじめやそれに近いことが起こったとき、それをとめられるかは自信がない。でも授業をして改めていじめはいけないと思い返すことができた。
・ 一人でも心の助けになってくれる友達がいれば心強いということが分かった。自分にはそういう友達がクラスにいるので助かっているのだと思う。
・ コンプレックスについてみんなで意見を出し合って色んな意見があって受け止め方や価値観はたくさんあるんだなと思った。そう考えると人間関係は難しいなと思った。
・ 人権HRでは色々なことを考えさせられた。人間同士仲良くするためには、お互いを認め合うことが大切だと思った。

今後の予定
3月 1日(月) 学年末考査(~5日) 3月 8日(月) 平常授業(~11日)
3月12日(金) 3限授業(~17日) 3月13日(土) Ⅲ類保護者進路説明会
3月16日(火) クラスマッチ     3月17日(水) クラスマッチ
3月18日(木) 学年集会・HR・大掃除
3月19日(金) 新3年生教科書販売 終業式

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